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馴れ親しんだ、自分が暮らす国、私たちが生きている国、「日本」。知っているようで、実は自分が知っている日本は自分が関わるところだけ、ということにふと気がつくことがあります。

そのような時、どうにかしてこの日本の姿、まだ自分が知らないこの国の姿をこの目で、肌で、五感で感じたいと感じることがあります。そのようなときに、私たちは「旅行に行こう」と考えるものです。

同じ国とはいえ、それぞれの地域にはそこでしっかり息づく「生活」があります。そして人が暮らせばその土地独特の「文化」というものが芽生えるもので、その土地にしかないもの、「地域」という隔たりが見えなくしているものがたくさんあります。

どれだけインターネットが発達しても、どれだけメディアが報道しても、どれだけ雑誌やテレビで見たとしても、その土地の「本当の姿」というものは自分の目で確かめなければわからないものです。さらには、「いつもとは違う場所」に身を置くことで、日々の疲れやストレスなどを解消することもできるかもしれません。そして「知らない土地」であっても、そこは同じ国なわけですから、自分が知っている言葉、自分が正しいと感じている道徳などは通用するわけです。

そのような貴重な体験をすることができるのが「旅行」です。言葉も文化も違う、何もかもが違う海外もいいのですが、不安なこともたくさんあります。日本を一歩出るとまず法律が違います。歴史的な背景も違いますから、そこでは「正義」自体が違うのです。自分が正しいと思っていても、全然違う正義がそこにあるかもしれません。自分が「礼を尽くした」と考えていても、それを受け取る相手はとても「不快」に感じてしまうかもしれないのです。それが「海外」です。国が違うということは、すべてにおいて「違う」ということです。意思の疎通もできないのです。さらに渡航する国、地域によってはその安全も保証されていないケースもあるでしょう。楽しむための旅行が、そのようなさまざまな違いによってとても不愉快なものに終わってしまうこともあるのです。

ですが国内であればそのような懸念は必要ありません。言葉が通じる、文化が通じる、ただ「そこには行ったことがない」、「明らかに自分が暮らしているところとは違う」ということを全身で感じることができて、それが「カタルシス」になるかもしれません。

人の娯楽のひとつとして「旅行」が挙げられますが、その中でも国内旅行は安心で安全、そしてとくに知識などはなくてもしっかりと楽しむことができるものなのです。心身ともに疲れを癒やしたいのであれば、まずは国内旅行を検討するべきです。派手な海外もいいのですが、自分が暮らしている国の違う側面を改めて学ぶことができますし、この国がどのような人、どのような地域で構成されているのかを改めて見つめなおすチャンスでもあるでしょう。

改めて「日本」という国を知るために、感じるために、国内旅行という手段はとてもオススメなのです。

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