どこに行くにしても、何をやるにしても、絶対に必要なものは「お金」です。ちょっとした距離タクシーに乗るのも、小腹が空いた状態を満たすためにも、必要になるのは「費用」なのです。
人によっては「現金しか使わない」というポリシーを持った人もいることでしょう。クレジットカードは利息が高いから使わないようにしているという方も多いはずです。ですが、「いざ」という時に手持ちがあるのかどうかということが常に問題になります。何をするにも、絶対に支払わなければならないお金です。旅行の際の予算を決めていて、その通りの金額しか持っていなかったとしても、道中その予算通りに進めばいいのですが、そうはならないということも多々あるものです。少し余裕をもって手持ちのお金を用意しておいたとしても、それすらも上回る出費が発生しない保証はないのです。
そのような時に頼りになるのがクレジットカードです。クレジットカードを持っておけば、そのような緊急の出費が必要になった際、「どこかにATMはないか」と探す手間もなく、カードで支払うことができます。どのような事態が想定されるのかということは、予測することなどできません。予測することができないから、備える必要があるのです。何事もなければ、それはそれで良いのです。
クレジットカードを日頃から上手に利用している方にとっては当たり前のことかもしれませんが、クレジットカードは現金ではありません。そのカードの先には「信販会社」が存在しています。その信販会社が、利用者の代わりにその店舗に対して料金を立て替えるのです。そして、その利用額は利用者に対する債務として、その債権を信販会社が持つことになります。それがクレジットカードを持っている「意味」でもあります。
クレジットカードを作成、使用するためには「審査」が必要ですが、それの証明として、利用時に「サイン」をすることになります。そのサインとカードの名義、さらにはカードに記してあるはずのサインを照合して、はじめてそのカードでの会計が成立するのです。
たとえばそのカードをなくしてしまったとしても、カード会社に「紛失による利用の凍結」を連絡すれば、即座にそのカードの利用はできなくなります。「なくしたこと」に気がつくことが大前提ではありますが、常にそのカードの所在を確認するクセをつけておけば、多くの現金を持ち歩くよりもセキュリティ的に安心できるのがクレジットカードなのです。
ですから、旅行の時にたくさんの現金を入れた財布を落としてしまうのか、それともクレジットカードと最低限の現金の組み合わせにして、紛失時に利用を停めるのか、どちらが、リスクが少ないのかということを考えてみると、クレジットカードの便利さに気がつくのではないでしょうか。
旅行の際、ATMの近くで急な出費が必要になるなどの偶然も少ないものです。クレジットカードが一枚あれば、そのような急な事態にも備えることができるのではないでしょうか。
