旅行に必要な施設、それは「宿」です。日帰りでは行けない場所に赴く際には、必ずカラダを休める場所がなければいけません。旅行している人にとってのオアシス、それが「宿」です。
温泉旅行などの場合は、その「宿」自体が目的地である場合もあります。温泉を売りにして作られた旅館やホテルは、そこに宿泊することが旅行の目的にもなり得るもので、そのような宿は必ずと言っていいほど「予約」が必要です。そのような宿では突然訪ねても泊まれるようなものではないことがほとんどです。
ぶらりと気ままに、見知らぬ土地を見て回るという旅行も楽しいものです。夜になれば近くのホテルなどを予約すればいいと考え、本当に気ままに旅を続けるというスタイルも、捨てたものではないのです。ただ、そのような旅行を行う際には「どの宿でも予約できるだろう」という「確信」のようなものがなければ不安です。そして実際にバカンスシーズンなどでは行く先々で宿が「満室」ということも考えられます。
「宿なんか探せばいくらでもある。探せば泊まれる部屋は見つかる」という確信がない場合、「泊まるところがない」という自体は不安以外のなにものでもなくなります。「その日寝る場所」というものが確定していない状態というのは精神的に不安なものですし、それが気になって観光どころではなくなってしまうこともあります。多くの人が旅行をするシーズンを外しての計画であれば、ある程度は「行った先」で自由に宿を選ぶことができるでしょうが、そうではない場合、バカンスシーズンに他の人も多く出向くような観光地に赴く場合は、当日の宿の予約などは「できない」と考えておいた方が無難です。
それが例えば車での旅であるのであれば、季節によっては車中泊ということも考えられなくはないでしょう。「季節によって」というのは、夏場や冬場以外であれば、ということです。そのような季節ではエンジンを切った状態の社内はサウナか冷蔵庫か、どちらかと化します。就寝する際にエンジンをつけたままにしておくのはちょっと考えられないので、春か秋、窓を少し開ければ快適になるような気候化での車中泊以外は前提にしない方が無難です。
そうなれば、自分の気分のままに行くところを「選ぶ」という旅行の方法を選ぼうにも「宿」の予約だけはしっかりしておきたいので、少し方法を考えるしかないということになります。たとえば「今日はこの辺りを観光して終わる」ということが見えた時点ですぐに宿の予約をはじめ、確保できてから観光に移るだとか、宿泊する宿だけは決めておくというようなことです。そのような少しの「計画性」だけ実践すれば、「泊まるところ」という人として最低限必要な部分に悩む必要はなくなるのです。
まずは「シーズン」を考えて、インターネットなどで渡航先周辺の宿の混雑具合はチェックしておくようにしたいものです。それで「混雑している」と感じたら、宿の確保はした方がいいでしょう。
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