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子連れの旅行で注意すべき点

結婚して家族ができるとそれまでの「旅行」とはまた違った家族旅行という考え方、楽しみ方にシフトしていくものです。夫婦だけであればまだカップルのように振る舞えるのですが、子どもが出来れば本格的に意識を変えざるを得ないでしょう。

子どもを連れた旅行は、自分たちだけが楽しめればいいというだけではなく、子どもに旅行を通じてさまざまなことを「体験」して欲しいという気持ちが強くなるのではないでしょうか。子どもの頃に見たものや感じたことを、自分自身に置き換えてみると、大人になってからも心に残っていることがたくさんあるのではないでしょうか。

そのような体験、記憶が、一人の人格としての自分自身を作り上げていると自覚すると、子どもに対しても自分と同じように、将来に残るような記憶、将来に残るような体験をして欲しいと感じるものです。だからこそ、せっかくの旅行ではなおさら子どもに何を体験させてあげようかと、考えるものなのです。それが「親」であるということですし、子どもが喜べば自分も楽しくなる、嬉しくなるものでしょう。

そのような「子どもに楽しんで欲しい」、「いい経験をしてほしい」、「いい思い出をつくってほしい」という気持ちは、「親」であれば自然に心に芽生えるものです。そのような気持ちを親として抱いたのであれば、あとは考える必要はないのです。どれだけ子どもの笑顔を引き出す旅行にできるのかということをじっくりと考えればいいのです。

そのように家族として、親子として思い出を残すことになる国内旅行でも、意識しておきたいことがあります。それは「マナー」です。「マナー」とは「他の人、世間さまに対して迷惑をかけないこと」です。ですが、子どもの「楽しい」を引き出すほど、子どもは大いにはしゃぐことになり、場所によっては喜ぶ声が他の方に対して迷惑になってしまうようなことも考えられます。そのようなことを避けるためには、親として、保護者としてキッチリとした「教育」、「しつけ」の気持ちを忘れてはいけないということです。

子どもを喜ばせる、子どもに楽しんでもらう、将来にわたって記憶に残るような良い体験をさせてあげるということにくわえて、「いけないことはいけない」ということを教えるという気持ちも持たなければいけません。昨今、「叱る」ということが少し苦手な親、保護者が多いようです。そして、自分の子どもに対して他人が叱るというようなことがあれば、それに対して強烈なクレームを訴えるという方も多いものです。ですが、子どもは社会に対する経験、人に自分がどのような印象を与えているかなど、わかっているわけもないのですから、その「足りない部分」を補うのが親、保護者の責任です。

そのようなことに気をつけながら、子どもの良い思い出を作ってあげることができるのであれば、その旅行はとても楽しいものになるでしょう。どこにいっても、どのようなものを見ても、そこに子どもの笑顔があれば、親としては幸せを感じるはずなのです。

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